ご挨拶

いつも自分をきれいに明るく磨いておくように。あなたは自分という窓を通して世界を見るのだから。
【 バーナード・ショー 】

子供の頃、私は夜更かしが大好きでした。明日が来るのを待ちきれず、自分がやりたいことを後先考えずにやって。 そんな、気がついたら夜が明けているような充実した日々を、大人になっても過ごせたらどんなに良いことでしょうか。

株式会社 Shinonome は、東京理科大学初の学生スタートアップとして小さな小さな地下室から生まれた会社です。   社名の由来である篠の目という言葉は、大昔の住居にあった篠竹を編んで作られた隙間のことを指します。かつての隙間を「目」と呼び、そこから漏れる明かり自体を「篠の目」と呼ぶようになり、やがては夜明けの意味を持つようになりました。

インターネットが普及した昨今では、学部・学科を問わずどんなバックグラウンドを持つ学生でも、パソコンひとつでプログラミングやデザインを学べる時代です。専攻している学科とは関係なしに選択できる職業の一つとして、IT 業界を選ぶ… そんな当たり前が浸透しつつあります。一方で、劇的に変化するこの分野では、教育に様々な課題が生じています。 その中の一つが、大学で享受できる網羅的な知識と、社会で求められる緻密で実践的な技術のギャップです。数年単位で新しい技術トレンドやフレームワークが生まれるのに対して、アカデミックな教育カリキュラムをおいそれと変えることができない現状では、将来のキャリアを考えたとき、自らで選択し学ぶしかありません。かといって、情報が散在し玉石混交であるネット社会では、どんなに学ぶ意欲があっても、正しい情報を選択できるか否かによって、人生が大きく左右されます。私たちはそんな学生達に適切な環境を提供し、大学教育と働き方のパラダイムシフトを実現させることをミッションとしています。大学内に無料で学べる教育機関とコミュニティ — PlayGround を設置してから 5年の月日が経った現在では、およそ 120名の骨太な学生達、ビジョンに共感し協力してくれる熱意あるコミュニティ内外の仲間と共に、R&D や社会実装をメインに活動をしています。

私達のビジョンは、「全人類が革新的な夢を実現できる文化を創る」ことです。それはつまり、「個人が選択できる可能性が最大化され、自らの意思で自由を掴み取ることができる世界」です。私達は人類を知の高速道路に乗せ、様々な場所に導く使命があります。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという言葉がありますが、私は未来ある人にこそ、愚かであって欲しいと願います。自分が真にやりたいことは、経験からしか学べないのだから。

最後に、初めに共感し出資を決意してくれた理科大ファンドに敬意を込めてこの言葉で締めたいと思います。


私達は、教育と働き方にパラダイムシフトを起こし、国運発展の基礎となる


株式会社 Shinonome 代表取締役社長   種市隼兵